職場で看護師として働くうえで高く評価されるポイントは、まずは責任をもって仕事ができることです。医療行為は患者の命に関わることの連続です。薬剤の投与や、胃管への栄養剤の注入、体位交換など仕事は多岐に渡りますが、どれも一歩間違えれば患者の命を脅かしたり、負う必要のない怪我を負わせてしまうこともあります。どの手技に対しても必要な知識を持ち、責任をもって行える人は評価されます。
さらに、医療の現場は報告・連絡・相談の連続です。患者からの相談を医師に伝えるのを忘れてしまったら、患者からの信頼を失うことにつながります。看護師間の連絡が遅れてしまったら、患者に必要な処置が遅れたり、他職種の仕事に影響を及ぼすことになります。小さな報告・連絡・相談にも責任をもって取り組めることは、職場で必要とされる能力でしょう。
また、相手の要求を正確につかめる人もポイントが高いと言えます。患者からの要求の他にも、医師や薬剤師、事務職など多くの職種と共に働くことの多い看護師は、相手との会話やちょっとした動き、その場の状況などから、自分に求められていることを判断する能力が必要になります。
言いたいことがスムーズに伝わる相手は頼りにしたくなりますし、多くの人が行きかう職場で円滑に仕事を回す上で重宝される存在になります。医療現場は一分一秒を争うこともあるため、一歩先を読んだコミュニケーションを取れる人は、職場で高く評価されるようです。